第四章

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「あっ梢ちゃん!夢人に言ってやってよ~~」 「瑠海……お前は勝てるってわかってるからだろ?またおごらせるん気だろ?」 「………。」 「梢……どうした?」 「えっ!う、ううん…… なんでもない」 「夢人~いいじゃん! そんな大差はつかないから」 「コラ、結局おごりが目的じゃねぇか」 「大丈夫大丈夫♪」 瑠海の笑みが怪しい 「何が大丈夫なんだ!これ以上財布を軽くするな!」 「頑張りなよ、夢人。 自信ついたんでしょ?」 「おいおい……梢まで」 そんな会話を交わして その喫茶店を後にした 「それじゃまたね~~ 夢人、梢ちゃん」 「じゃあ学校でな、瑠海」 「今日はお疲れ様瑠海ちゃん」 「それじゃ俺もそろそろ…… 今日もありがとうな、梢」 「いえいえ……テストのために頑張ろうね!!」 「……負けないように頑張らなきゃな」 夢人が帰ろうとした時、 「………。 ま、待って!夢人!」 梢が呼び止めた。
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