第四章

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「ん?どうした、梢」 「あ、あのさぁ……」 (どうしよ……ホントは話す事たくさんあるのに……でも、) 「やっぱ、今日はなし!!」 「はい?どうしたんだ?」 「うぅん……なんでもない! また明日学校でね!」 「ん?あ、あぁ……またな ……変な梢。」 梢はその場から走った、 ただ意味もなく走る。 はぁはぁはぁ…… (またどうして、こうやって……“あの事”をいえないんだろ……だめな私……) 月明りにわずか照らされ梢は後悔の念を強く抱いたまま帰宅の途につく……
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