第五章

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えっとだな…… どうするかな~と 梢も瑠海もお互いの顔を見合っている。 前に詰めなきゃいけない、ケド沈黙…… (それとも俺一人になるか?) など自分からはまともな考えはでるはずが…… 係員が前に詰めるように俺達に言った時 瑠海が梢の背中を押した 「ほら、梢ちゃんが勝ったんだから!夢人と乗りなよ~~」 「えっ……う、うん」 頬が僅かに赤くなっている、 ように見えた。 なんたって周りが暗いからな。 「………。」 という事で、俺と梢の二人で乗る事になった。 梢はあえて俺の目線から目を 背ける。 まぁ、いいっか…… 乗ってる時に、ありがちな事でも起こらないかな…… とわずかな期待を抱いてアトラクションに乗り込んだ 「楽しかったねぇ~~」 「う、うん……」 「ん、あぁ……」 「二人共どうしたの~?」 (いや、そりゃあ…… ずっと手を強く握られたままだったからなぁ……終わるまで、梢ずっと気が付かないんだもんなぁ……)
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