第六章

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「いって……」 「あたた……」 「いきなり止まって…… 瑠海、大丈夫か?」 尻餅をついている瑠海に 手を差し伸べる 「……ありがと」 瑠海が俺の手を握ろうとするがギリギリのとこで手を遠ざける 「まずはカバンが先だろ?」 瑠海が持っている俺のカバンを指差す。 「……ごめんごめん」 でも俺はカバンの前に瑠海を立ち上がらせる。 「ったく……普通いきなり逃げるか?」 「あれ?私が夢人のカバンを見つけたんだぞ~」 「……そりゃどうも。」 潰れたカバンをはたきながら言う 「それよりも、だ」 「ん?ど~したの夢人」 「なんで瑠海がここに?」
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