第六章

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「なんで瑠海ここに?」 「なんでって……」 その表情はどこか寂しく少しあきれているようだ。 「だって……今日は満月だよ?」 「満月、だから?」 俺には訳がわからない 「も~~。これ以上言わなきゃダメ?“とがくん”」 「とがくん?」 その瞬間記憶が雪崩のように崩れ排水口に吸われるかのように俺の頭に入ってきた
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