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「………。」
左隣りの瑠海は満月の浮かぶ星空を見上げてばかりで
表情などわかるはずもなく……
少したってやっと瑠海が言った
「ね、ねぇ………」
俺は答えやすいように言う
「どうした、瑠海?」
「ホントに……ホントに覚えてないの?」
「嘘なんかつかないって」
「う、うん……」
………。
再び沈黙……
気付くと瑠海だんだん俺の方ににじり寄っている……
その刹那。
「うわっ!!?」
吐息のかかる近さに瑠海の顔が
「えっ!?これは……」
戸惑う俺、
顔を真っ赤に染める瑠海。
「だ、だって……
や、約束は約束でしょ?」
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