第七章

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正直俺が変な事を尋ねたから気まずくなり…… 雨音だけの沈黙。 でもそれを破ったのは梢だった 「……夢人は、覚えてる?」 「なにを?」 「文通を始めたばかりの頃の」 「あぁ……あれか 始めは超丁寧に書いてて 全部敬語だったよな」 「やっとまともな文通になるまで……かなり切手使ったよね?」 「うっ… しょ、しょうがないだろ! メールとは違って、なんか、こう……」 「それも書いてあったな~」 など他愛のない話をしていた訳だ……
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