第七章

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「……ったくよくそこまで事細かに覚えてるな。」 「違うって、あまりにも一つ一つが強烈で……」 と梢は笑みを浮かべていった 「悪かったな!強烈で!」 「夢人、何そんなに焦ってるのかな?」 「べ、別に焦ってなんか……」 「大丈夫。瑠海ちゃんに言ったりしないから!」 「はい?梢、何言って……」 俺は言われたら困るような とんでもない事は書いていないはず…… かと言って文面上の会話だし 普段言わないような事を書いていたから、 言われるとそれはそれで困る。 第一俺と梢が文通をしていた事自体他の人に知られるのは気が退ける。 「あ~~霧島さん。 言わないでね…… いや、言わないで下さい……」  
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