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「もちろん!」
威張るな、親指を立てるな。
「だって夢人と梢ちゃん傘持ってるでしょ?
二本あれば足りるでしょ~~」
「……俺達が先に帰ってたらどうする気だったんだ?」
「うちのクラスの傘立てにいい傘があるんだよね~~」
「……頂戴する気だったのか」
俺達は教室を出て昇降口に向かう
瑠海が傘を頂くとこだったとか
鹿島の事とか
そんなのは今どうでもいい。
……いや、よくないが
今、普段いまいち上手く稼働しない頭をフル回転しなきゃいけない。
傘は俺と梢のが二本、
人数は俺と梢と瑠海の三人
つまり、
いつかのアトラクションの再来である。
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