ルカリオ警部の憂鬱

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「うー……ひまだあーっ!」 叫び声を上げ皮張りのソファーの背もたれにごろんともたれたのは、まだ幼い顔立ちが残る少年。 「事件起こんないかなあ……」 「こら!」 ぽつりと口からこぼれた声を、部屋にいたもう一人の青年が諌める。 「何が暇だ!掃除に洗濯部屋の片付け!やることはたくさんあるぞ!」 「もううるさいなあ!ルカリオがすればいいでしょ!」 「何を言う!俺に全て任せる気か!大体お前はいつもダラけてばかりでくどくど……!」
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