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「火野村くん炎系統の魔法使うんだね♪私もそっちの系統の魔法使うから、解らないことがあったら言ってね♪」
「おぅ!?あ、ありがと!」
なんだか解らないけど、女の子と仲良くなれた!!
この火野村優人、幸先がいい。
「火野村~、お前っていままでどこの学校かよってたんだ?」
「うん?」
今度は後ろからだ。
「ん?どうしたぁ俺の顔をそんなまじまじ見て、惚れたか?」
なんか後ろの男子生徒、見事に真っ赤な髪の毛だ。
アレだな。まるで不良みたい・・・と言いたいのだが、みんなそんな感じの髪の毛だから何ともいい難い。
「あ、いや。大丈夫だ。男に惚れる趣味はない」
「それを聞いて安心したぞ!俺の名前は松平カイリっていうんだ。席も近いことだし、これからよろしくな!」
そう言うカイトはなんか親指をぐっと突き出しウィンクをしていた。
何と言うか、爽やかな野郎だ、この野郎。
性格は良さそうだ。というか、こんな自分に話しかけてくれる時点で良い人ということが解る。うん。
それに、見た目が強そうだ。
単純に筋肉モリモリと、そう言うのじゃない。
むしろ筋肉など必要最低限といった感じだ。
言うなれば全体的に整っている。
バランスのとれた体をしている。
俺の親友にもっとバランスの取れまくっていて、正直こいつ人間か?と思うようなやつもいる。
そいつに近い印象だ。
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