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「いや、あれでも問題ないんだよ」
「そうなのか?」
使い魔の召喚は本来というか、実際ものすごく大事なものだ。
正直学校でそれをやるとは思ってもいなかった。
使い魔というのは基本的に一生の友、使役獣などになるものだ。
そういった大事なものをこんな簡略化した魔法陣でやってもいいものだろうか?
「使い魔の召喚ってのはさ、まぁ本来は正式な魔法陣やそれ相応の神聖な場所で行わなくちゃいけないんだけどな。そう言うのは本当に伝説級の使い魔を呼び出したり、邪神や魔王とかそう言ったおとぎ話の世界のトンデモ存在を呼び出すくらいの奴がやるときくらいなもんだよ。俺たちのような平平凡凡な学生がやる召喚程度、あの簡略化された魔法陣でも全く問題ないんだよ」
「・・・説明ありがと」
でもそうか。
正式な魔法陣はそういったときだけなのか・・・知らなかった。
いや、うん、じゃ、うーん。
まぁ、いいか。
しかし、それなら。
「もし、学校に凄い天才的な隠れた才能をもった伝説級生徒がいたりしたらどうするんだ?」
「・・・いや、いないだろ?実際、そう言うのはおとぎ話の中だけどろ」
ま、そうか。確かにそんなすごい人が学校にいたら三年前の戦争で狩りだされているだろうし。
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