願いをこめて七夕を

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「命名、藤原貴一」 初めて名前を聞いた後輩たちが、頭にはてなマークを浮かべた 「普通は一貴とかやないんですか?」 「可笑しな名前つけると後でかわいそ…」 「ええねんこれで!藤原の上にたってんのは俺や!」 後輩の言葉のうえに強く井本の暴言がかぶさった 大黒柱になる俺は口を開けたままぽかんとした 付き合っていた時とさほど状況変わらんやんやんけ… 「大黒柱は俺やんか!」 「なよなよしとるやつに任せられるか!」 井本の痛い言葉に思わず俯いた 「クレヨンしんちゃんみとるみたや」 「安達くん、しっ!」 笑いながら小言を話す安達をボンがあかんと止める2人をきつく睨みつけた .
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