入学式…こんなんで大丈夫?

1/1
前へ
/10ページ
次へ

入学式…こんなんで大丈夫?

校門前………悠真は立ち尽くしていた。 「な、な、は?え?」 自分を含め黒髪はすぐ数えれるほど。 あとは金髪、茶髪、赤髪、『お前の髪の色はなんですか?』 と言うものばかり。 しかも知り合いなど一人もいない。 「……………。」 悠真は (´Д`;) みたいな顔をして立っていたのだろう。 しかし、入学式はなんの問題もなく終わってしまった。 なんの問題もなかった。 なのにまた悠真は (;´Д`) みたいな顔をしている。 逆に怖いのだ。なんにもないのが。 「ま、これはこれでいいんだが…」 すこし変な疑問を持ちつつも、自宅へのルートを歩く。 「上手くやっていけるかなぁ」 いつもより歩くのが遅いと自分でもわかった。 そして無事に自宅へ到着。 「みんな実は害はないのか?見た目では判断してはいけないよな」 心の中でうなずきながら 玄関を開けた・・・・刹那 クロネコが出てきた!自分の自宅から!飼ってもいないのに! 「はぁ?!なんで猫が・・・・って、ああああああっ!!」 当然驚く。 拍子に前へ転ける! ダサイことに顔面強打。 その時頭のなかに鐘が鳴り響いた。 一回・・・・・ 二回・・・・・・・ あまりの衝撃に悠真は十分くらいのたうち回っていた。 なぜ鐘が頭の中で鳴り響いたか、 疑問に思わないまま1日が終わった。 この時悠真は知らない内に能力を身に付けていた。 最強の能力を。 最弱レベルで。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加