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入学式…こんなんで大丈夫?
校門前………悠真は立ち尽くしていた。
「な、な、は?え?」
自分を含め黒髪はすぐ数えれるほど。
あとは金髪、茶髪、赤髪、『お前の髪の色はなんですか?』
と言うものばかり。
しかも知り合いなど一人もいない。
「……………。」
悠真は
(´Д`;)
みたいな顔をして立っていたのだろう。
しかし、入学式はなんの問題もなく終わってしまった。
なんの問題もなかった。
なのにまた悠真は
(;´Д`)
みたいな顔をしている。
逆に怖いのだ。なんにもないのが。
「ま、これはこれでいいんだが…」
すこし変な疑問を持ちつつも、自宅へのルートを歩く。
「上手くやっていけるかなぁ」
いつもより歩くのが遅いと自分でもわかった。
そして無事に自宅へ到着。
「みんな実は害はないのか?見た目では判断してはいけないよな」
心の中でうなずきながら
玄関を開けた・・・・刹那
クロネコが出てきた!自分の自宅から!飼ってもいないのに!
「はぁ?!なんで猫が・・・・って、ああああああっ!!」
当然驚く。
拍子に前へ転ける!
ダサイことに顔面強打。
その時頭のなかに鐘が鳴り響いた。
一回・・・・・
二回・・・・・・・
あまりの衝撃に悠真は十分くらいのたうち回っていた。
なぜ鐘が頭の中で鳴り響いたか、
疑問に思わないまま1日が終わった。
この時悠真は知らない内に能力を身に付けていた。
最強の能力を。
最弱レベルで。
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