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まぁ…当たり前だな。
抱きついてきてるし。
みんな楽しんで見てるけどね。
唯を見ると軽く泣きそうな顔だ。
「ほら唯、帰るんだろ?行こう」
唯の手を握って教室を出て
玄関に向かう。
「あ…駿ちゃん、みんなの前で…ぎゅうってしてごめ んなさい…」
泣きそうなのが伝わるくらい
震えた声で謝ってきた。
「バカ唯」
涙をいっぱい目に溜めて
俺を見る姿が子犬に見えた。
廊下なのも関係なしに
唯の額にキスをした。
『キャー!キスしてるっ』
『嘘ーっ』
当然、周りは騒ぐわけで… うるさい。
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