取り残し

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  「もう1年経つんだね…みんなもう、ユウくんのことなんか忘れちゃったの。ひどいよね…」 涙が止まらない どうして彼だけが どうして彼を殺したあいつは どうして…どうして… 「大好きだったの。わたし、ユウくんのこと…」 ボーッとしてた。 あの時と同じ場所で私は彼と同じように 真っ赤になった 周りでたくさんの人の叫び声が聞こえる中で私はわかった このまま私は世界から消えるのだと。 そして―― 「ユウくん…やっと会えるんだね…また、なかよくしてくれるよね…」 彼が死んだ日と、同じ日付だった。  
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