恋に堕ちる時!

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頭ではやばい見つかった・・!と思っていても、如何せん体力切れで動けない。 自分の体力のなさを今更ながら呪っていると変人はなにやら鼻歌を歌いながら近付いてきた。 「なになに~?なんで逃げたの~?」 軽い口調がなんだか子供扱いされているようで気に食わない。大体なんで追いかけてきたんだコイツ! 「・・っこっちくんなよ!なんなんだよお前!」 体育座りしながら顔を膝にうめると、相手も察知したのか木の反対側に座り込んだ。 「ん~、なんだろーね?俺もよくわかんないや」 ・・人を散々追い回してきてなんだそれ! 「なんなんだよそれ・・!よくわかんないならもういいだろ!どっか行けよお前!」 コイツの喋り方も意味不明な理由も、今散々悩んでる自分のぐちゃぐちゃな気持ちにもイライラして、つい怒鳴ってしまった。 「・・んー、まだよくない」 「・・・は?」 「君なんか悩んでそうだし、それ解決するまではよくないかなぁ」 ・・・なに言ってんの、コイツ。
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