ゆううつなひ。

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はじめまして、こんにちは。 青龍高校2年生、生徒会書記の山口尚です。 ただいま生徒会室にて書記の仕事を片付けなう。あれ、なうってこんな感じで使うんだよね?よくわかんないや。 うーん、つかれた。気付けばもう二時間近くも作業してるよ。え?短い?そんなこと言わないの。 俺にとっては二時間集中ってかなりキツいんだからね。 はい、そんなこんなで勝手に休憩を取ることにします。だってもう喉渇いちゃったもん。 他のみんなもなにか飲むかな?聞いた方がいいのかな、こーゆー場合。 チラリと周りを伺えば、みんな自分の作業に集中してる~。うわあ、声かけづらいなあ、もう。 とりあえず一番近い会長に声をかけることにする。 「・・かいちょ、」 「あぁ、休憩とるか?」 休憩とる?って聞く前にずばり当てられると、ちょっとドキッとするよね。会長はいつも呼んだだけでわかってくれるからビックリする。 コクンと頷けば、会長は副会長たちにも休憩をとるように促している。わぁ、なんだか俺のせいで作業中断させてごめんなさい。 「尚喉渇いたんですか?なに飲みます?」 立ち上がりながらニコニコと聞いてくる副会長も、俺の思ってることをいつも当てる。いつも思うけど、すごいけど怖い。 「・・ん、ぉれ、じ・・・」 因みに今のはオレンジと言いました。え?わかんない?だって俺喋るの苦手なんだもん。自分の気持ちを言葉にするって怖いんだもん。 心ではこんなに喋るのに、自分でも自分が不思議。 まあ、だから俺がなに言いたいかわかる生徒会の人たちは正直苦手だったりするんだけどね。 え?失礼?承知してます。でもそんなこと言わないの。
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