君が消えた日

不思議なメール

「ニュースにもなってるんだ…でも大人はあのメールの事、知らないんだよな」

こんな大事になるなんて健汰は思っていなかった。一体、何人の中高生が行方不明になっているのか気になった。

もし誘拐だとしたら、誰が何のためにしているのか。

そんな事を考えながら晩ごはんを食べ風呂に入った。

そして寝ようと布団に入ったとき雄馬からメールが来た。

『実は今日、学校を休んだのは変なメールの事を調べる為なんだ‼
でも手掛かりは掴めなかった…

でも届いたメールを見比べて1つだけ気になったことがある💦
それは今日送られてきたメールの「送信者」の所の数字なんだ。

メールが届いた順にその数字が減っている。
つまり朝の6時37分に届いたメールの数字が1番多くて、どんどん少なくなっている。

何かのカウントダウンかもしれないから様子を見る。

健汰も何か気付いたらメールしてくれ💦

じゃあおやすみ💤』

学校を休んだ理由を知った健汰は、雄馬の事を凄いと思った。

たとえ1つの事しか分からなくても、学校を休んでまで不思議なメールについて調べる雄馬を自分には真似できないと思った。

眠たかったので健汰はメールを返信しずに寝ることにした。