全ての始まり

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6月26日 ピンポーン インターホンが鳴った。すぐに玄関が開かないということは、今日は芽依が来たんじゃない。 玄関を開けると雄馬が立っていた。 「おはよー!!」 朝からバカでかい声で雄馬は叫んだ。 「うっせーな!近所迷惑になるわ!とりあえず上がって」 「そのつもり♪」 雄馬はリビングに行くとまるで自分の家のようにくつろいだ。 まぁそれが雄馬らしい所だ。 「今日はあの変なメール来ないな」 コップに炭酸飲料を注ぎながら健汰が言った。 「確かに来てない。でもほっといたら、いつか来るでしょ」 2人ともあのメールの事は軽く考えていた。後にあのメールが自分達の運命を握っているなんて知るハズがなかった。 学校に行く時間になり、2人は芽依が住んでいる家のインターホンを押した。すると1分もしない内に芽依が出てきた。
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