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「雄馬くん!」
雄馬が来ることは昨日、健汰がちゃんと言ったハズなのに芽依は余程心配していたんだろう。溢れそうな涙を溜めていた。
「どうしてそんな顔するんだ!?」
雄馬は困っていた。
「だ、だって…あんなメールが来たあとに雄馬くんが来なかったんだもん…もしかしたらって……」
「大丈夫だって昨日、健汰に言われただろ?つか俺不死身だぜ?あんなメールなんかどうって事無いって♪」
雄馬の元気な姿を見たせいで逆に芽依は泣いてしまった。
でもすぐに泣き止んでいつものパワフルな芽依に戻った。
なんだかんだしているうちに3人は校門の手前まで来ていた。
そして、何故か今日は珍しく校門の前に先生が10人くらい立っていて気になったが健汰たちはそのまま校門を通り過ぎた。
健汰たちは教室に行くまでの間、ほとんど人とすれ違わなかった。
そして教室に入ると数人の生徒は居たが、空席ばかりが並んでいた。
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