それからそれから

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「いま、ゴミ……党首様がギルド相談したところ、魔力量を計るだけの物を発見した、または作ったと耳に挟みました」 「へぇ。どのくらい?」 「なんでも、従来よりも遥かに計れるとか」 「具体的にはわからないと」 「すみません」 「べつに良いよ。最近俺様に付きっきりだからな、わからなくて当たり前だ」 ライダーの裾を引っ張り、屈ませると頭を撫でてやる。 これをすると無表情で顔を真っ赤にするんだが、嫌がる気配はない。だって、これ何回もしてっから。裾を引っ張るのが屈ませる合図なんやけ。 「いえ。ワタシが好きでやっている事です」 「知ってるよ。毎朝俺様の寝顔を見てから起こすんだからな」 「知っていたのですね」 「俺様に分からないことは星の数ほどあるがな」 「当たり前です。まだ六歳なんですから」 知ってる事も星の数ほどあるがね。 「じゃギルド行こっかライダー」 「アイリ様とリリン様、キリツ様はどうなさいます?」 「ハッサクでも付けてれば? 過保護なストーカーだし」 「そうですね。では参りましょう」 ライダーの愛馬(種族:炎駆)リーゼンベルンに乗ってギルドに向かう。 炎を纏い走るから炎駆、ぉk?
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