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竜 「このお嬢さんだ・・・」
竜尊が再び腕の中の彼女に視線を移した時、彼女が ゛きっ"と竜尊を睨み言霊を
呟いた。
竜 「! !」
途端、天から雷が竜尊めがけて 落ちてきた。
慌て、彼女から離れ、落雷の直撃を避けたものの、側撃雷は免れなかった。
それは駆けつけていた弥々斬達も同様だった。
4人は側撃雷のショックで地面に伸びてしまっていた。意識はある。
体の自由を取り戻した彼女が、右腕をだらりと垂らして苦痛の表情で履き捨てる様
に竜尊に言った。
「私は 鬼子母神の末裔・・・藍 (あい) 藍色の藍だ。 貴様らと同じ鬼だ ! 竜尊と
やら 覚えておれ ! この腕の償いは必ずや」
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