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雑鬼達は てんでバラバラに退散したが、4人の鬼達は初めに弥々斬がいた
崩月山の中の紅玉の丘と呼ばれる場所に集まっていた。
弥 「あいつ・・・きしなんとか・・・って 何を言っていたんだ?」
竜 「鬼子母神だ。 末裔とか言ってたな。俺達と同じ鬼だとよ」
魁 「鬼子母神ってどんな鬼だ?俺らのように五行を司るのか?」
魁童に尋ねられ、弥々斬も竜尊も 口一文字になる。異界の神(鬼?)など知る由
もない。
無 「何かの文献で呼んだ事がある。 子供を食らう神だとか・・・」
魁 「神なのに鬼で子供を食らうのか? 変な奴もいるもんだ」
弥 「流石 無月。元 人間だけあって 博学だな」
無 「我は 博学ではない・・・それに あやつがその文献どおりかは、推測に
しか 過ぎない」
魁 「どっちにしても、月讀の目に止まるのは時間の問題だろうよ、こっちに矛先
が 回らなきゃいいけどよ。 なぁ竜尊 なんで腕なんか折っちまったんだ?
睨まれちまったじゃねぇかよ。いつもの優男の振りはどうしたんだ?」
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