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竜 「いや・・・手加減したつもりなんだがな・・・ありぁ、そん所そこいらの人間の
女より やわだ。」
魁 「よわっちーー鬼・・・・」
無 「我はそろそろ 帰るとしよう・・・もう 夜も更ける」
魁 「じゃーー俺も帰るわ じゃあな 弥々斬、竜尊」
無月は 物静かに立ち上がり 後ろで束ねた髪を夜風に靡かせ姿を消した。
魁童も 右手を立ち上がりざまに 肩の高さまで挙げ、背を向けて帰って行った。
後には 座り込んでいる 弥々斬と竜尊が残る。
弥 「野郎と・・・膝突き合わしてもなぁ・・・」
竜 「たまには差し向かいも良いものさ。」
そう言った竜尊の表情は何時もの様にニヒルな笑みを浮かべている様であった
が、その眼は笑ってはいない。
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