第 1章 巫女
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゛! あいつを腕にした時の 懐かしい香り・・・思い出した・・これだ " 竜尊は徐に起き上がり、柘榴の実を一つ手に取った。 それは熟れ過ぎていて、手の中で簡単に形を崩した。 手の中で柘榴の実の赤い果汁が溢れ流れる様は、血のように見えた。
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