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やがて、なにやらバタバタしている気配が伝わってきた。
久 「月讀~! 碧の熱が下がらぬのじゃ・・・どうすれば良かろう・・・飯も要らぬ
と言うのじゃぞ~」
久遠がお膳を持って、廊下を行ったり来たりしている。
月 「困りましたね・・・解熱に使う薬草が足りません。久遠、私はこれから昨晩の
町の犠牲者の弔いに行かねばなりません。
久遠、薬草を摘んできてはくれませんか?」
久 「判ったのじゃ! 碧、朝食は重湯だ、少しは口にしないと、良くなるものも良く
ならぬぞ? わしはこれから薬草を摘んでくるからの?月讀も出かけるが、
わしは すぐ帰るから、大人しくしておるんじゃぞ」
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