第 1章 巫女
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久遠は熱も下がらず、食事も受け付けない碧が気になって仕方なかったが、ただ 側にいても何も出来ないのも解かっており、ならば彼女の為になる事をと、薬草を 摘むための身支度に、自分の部屋へ引き返して行った。 月 「碧さん、私も出来るだけ早く 片付けて戻りますゆえ、安静にしていて下さい ね?」 襖越しに月讀も碧に声を掛け、昨日の町の片づけへと出かけて行った。
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