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「ねぇ、いつまで見てるの??」
そう私に問い掛けるのは、小学校の頃からの大親友。
小西 舞乙(コニシ マオ)
「だって、すごく格好いい。」
私、杉山 愛は好きな人がいます。
「あんたには無理だよ」
「そんなこと分からないじゃん」
私の好きな人は一つ年上の藤本 将磨(フジモト ショウマ)先輩。
将磨先輩、凄く格好いいの。
運動神経抜群で、勉強も学年1位なんだよ??
好きにならない訳がない。
サッカー部に入っている将磨先輩は、放課後になると誰よりも早くユニフォームに着替えて練習をしている。
それを見るのが私の日課、という事。
「私、先に帰っていい??彼氏とデートなんだぁー」
「どーぞご勝手に。リア充め」
舞乙には中学の頃から付き合っている彼氏がいる。
もーラブラブで見てるだけで腹が立ちます。
彼氏さんは世間一般ではイケメンと呼ばれる分類に入るのかな。
舞乙には凄くお似合いな相手だから、私から舞乙を取った彼氏を許すとしよう。
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