第1章

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「ねぇ、いつまで見てるの??」 そう私に問い掛けるのは、小学校の頃からの大親友。 小西 舞乙(コニシ マオ) 「だって、すごく格好いい。」 私、杉山 愛は好きな人がいます。 「あんたには無理だよ」 「そんなこと分からないじゃん」 私の好きな人は一つ年上の藤本 将磨(フジモト ショウマ)先輩。 将磨先輩、凄く格好いいの。 運動神経抜群で、勉強も学年1位なんだよ?? 好きにならない訳がない。 サッカー部に入っている将磨先輩は、放課後になると誰よりも早くユニフォームに着替えて練習をしている。 それを見るのが私の日課、という事。 「私、先に帰っていい??彼氏とデートなんだぁー」 「どーぞご勝手に。リア充め」 舞乙には中学の頃から付き合っている彼氏がいる。 もーラブラブで見てるだけで腹が立ちます。 彼氏さんは世間一般ではイケメンと呼ばれる分類に入るのかな。 舞乙には凄くお似合いな相手だから、私から舞乙を取った彼氏を許すとしよう。 *
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