第1章

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「俺の彼女に何してんの??」 後ろから声がして振り返ろうとする前に、腕を引かれ腕の中に引き込まれていた。 視野は真っ暗。 「え・・・??」 「ッチ、彼氏持ちかよ」 その人達は舌打ちをして何処かへ行ってしまった。 「あの・・・」 「大丈夫か??」 ビックリした。 その人の目はとても優しい目をしていたから。 「・・・??」 「あ・・・大丈夫・・です」 「智ー何処行ってんだよ」 よく見ると、南高の制服を着た男の人が数人。 南高は私の通う北高と姉妹校。 偏差値は圧倒的に北高の方が上。 北高の皆は南高を馬鹿にしている。 『南高と姉妹校とか恥ずかしい』 『どうしたらあそこまで馬鹿になれるんだ』 まぁ私には関係ない。 頭が良かろうが悪かろうが人間なんだから。 そういう考え方をしているお前達といる方が恥ずかしい。 *
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