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「んー、特に買うもの決めてきたわけじゃないからねぇ。少し自由に見させてよ」
平八郎は店員にそう返すと、狭い店内をブラブラと歩き回った。
所狭しと並べられたゲームソフトは、最新機種のものから今では化石ハードになったものまで幅広く取り揃えられていた。
平八郎からすれば素晴らしいの一言に尽きる。
しかし先ほどの店員がこれだけのことが出来るとは思えない。
「こちらの店員は鮫島さんだけですか?」
平八郎はおもむろに質問する。
「はい。あ、今は留守ですが店長がいます」
ふむ、やはりバイト店員か。
でなければあんな妙な格好はしてないよな……。
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