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……だけど。
彼の次の発言は、何で名前を知っているのかなんていう疑問はもうどうでも良くなるくらい衝撃的なものだった。
「さっき、お前は俺のだって言っただろ?」
その言葉に、コクンと頷く。
確かに言った。
男の子に、腕を掴まれてるのを見て”俺のものに気安く触るな“って……。
でも。それは、助ける為に彼氏か何かのふりをしてくれてたんじゃないの?
「言っとくけど、あれは嘘なんかじゃねぇよ?あんたの身は俺が2000万で身請けした。
……だから、今日からお前は俺のもんだ」
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