輝く狩者

2/14
前へ
/14ページ
次へ
ミ「あなたには神の力がある」 これが私の人生を変える始まりだった。 そう、今思えばあの一言で、私の人生が変わった。 私、皇神光(こうがみひかり)。 高校1年生で普通の女の子…… だったんだけど、エデンっていう神様の国の大天使、ミーク・ガブリエルが私の前に現れて、 それがきっかけで、私は狩者(ハンター)になった。 狩者は、人間の心を蝕む悪魔であるビーストとその主のサタンを倒すのが仕事。 エデンの主、ゼウス様から授かった神力(しんりょく)を使って戦い、 ビーストから人間を守っている。 そして今日も私はビーストと戦っていた。 ミ「お疲れ。だいぶ慣れてきたわね」 光「そうかな。まだまだだよ」 この人が、ミーク・ガブリエル。 エデンの大天使。 大天使って天使の中で一番偉いはずなんだけど、 とてもそうは見えない。 天使なのに白いTシャツにジーパンという、変わった服装。 本人曰く、その方が楽なんだそうだ。 本来、天使は人には見えない存在だが、 今は見えるようにしているらしい。 光「ミーク、まだ他の狩者見つかんないの?」 狩者は全部で11人いるらしい。 まだ私しかいないから、 他に10人はいる計算になる。 前からミークが探してはいるんだけど、 なかなか見つからない。 ミ「えぇ。そう簡単には見つからないわ。何かきっかけがないと…」 きっかけね…… .
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加