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翌日――――
"ジリリリリリリ"
朝日が差し込む部屋に鳴り響く目覚まし時計。
専ら朝に弱い私。
光「う~ん……」
起きるの嫌だな……
と、二度寝仕掛けた時、
ドアをノックする音がした。
"コンコン"
光「う~、誰??」
?「お~い!入るぞ~」
あっ!
雷牙だ!!
流塚雷牙(るづからいが)。
私の幼馴染で同い年。
髪は茶色で、少し不良に見えるけど、
学年トップの成績を持つ。
顔もそれなりに良いので、女子にはよくモテる。
漫画に出てくるような、そんな人。
とある事情で、雷牙の家で雷牙の家族と一緒に暮らしている。
でも仲の良い人にしか教えてない。
なんでかって?
ほかの人に知られたら、
雷牙のファンの子がうるさいから。
雷「お~い!!光???」
光「はぁ~い!!」
雷「起きてるか?」
私は慌ててベッドから飛び起き、
ドアを開け、顔をひょこっと出した。
光「おはよう」
雷「おはよう。ってお前、また二度寝しようとしたんじゃねぇだろうな?」
ぎくっ
図星を突かれた私は目をそらしてしまった。
雷「やっぱりな(笑)お越しに来て良かったぜ」
光「ありがとう……」
私は渋々お礼を言い、
制服に着替えることにした。
私の通う学校は、神架(しんか)高校。
ちなみに雷牙も同じ高校。
光「よし、完璧!!」
髪型のアレンジも綺麗にできた!!
そして私は急いで1階に向かった。
光「おはようございます!!」
雷母「おはよう!光ちゃん」
すでに朝ごはんのご飯と味噌汁が準備されていた。
私は食卓の席に着いて、いただきますをする。
雷牙はトイレに行ってたのか、
私より後に席に着いた。
雷「やっと起きたのかよ」
雷牙は呆れたように言った。
光「うるさいなぁ~。私が朝に弱いの知ってるでしょ?」
ほぼ毎日雷牙に起こされて起きる。
半分それが日課になっている。
悪いとは思ってるけど、なかなか起きれないんだよね……
最近ビーストも増えてきたし。
ちなみに狩者のことは雷牙も知らない。
ミークに話すなって言われたから、
私とミークしか知らない。
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