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海兎「光坩、寝てても良かったんだよ?」
光坩「んーんっ、良いの!眠くない」
10歳くらいの少年だった
海兎は僕が見たことも聞いた事もない
優しい表情と声色で接してる
灰「えっ…だれ?」
海兎「光坩。俺の…大切な子」
海兎はざっとこれまでの経緯を教えてくれた
まさか海兎が見ず知らずの奴を引き取るなんて
それに…
海兎「夕飯はちゃんと食べたか?」
光坩「うん!」
海兎「よしよし」
なんでこの子にだけそんな顔で接するの…?
僕には笑いかけてくれた時なんて、なかったじゃん
弟の僕より、その子の方を愛してるっていうの?
胸の中に黒い渦がうまれる――
海兎「光坩、もう寝なさい」
光坩「わかった」
チュッ
僕の目の前でキスをする2人
頬とかならまだ良かった
だけど2人は唇どうしで…
光坩という少年は、トコトコと部屋に入って行った
やだ…僕の方が海兎と居た時間は長いのに…
海兎は、僕の海兎なのにッ
灰「海兎」
海兎が振り向く瞬間、ネクタイを引っ張り、唇にキスをする
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