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海兎は突然の僕の行動に驚いたみたい
灰利「海兎…僕にも笑ってよ」
海兎「……」
海兎はしばらく沈黙する
海兎「無理」
灰利「じゃあ…どうしてあの子にはあんな顔するの?」
海兎「俺は光坩を愛してるから」
ズキッ
胸が裂けるかと思った
いつから僕は海兎の視界に入らなくなったんだろう
海兎は、あの子を弟のように、恋人のように思ってる
なんで…
灰利「僕の事は愛してくれないの?」
海兎「…」
答えてくれないんだね
僕は唇を噛み締めた
そもそも、何で僕こんなに必死なんだろ…
海兎が兄だから?
本当の"弟"の僕より、大事にされてる"弟"がいるから?
いや、違う…
僕は……僕は…!
灰利「何でも言うこと聞く…」
海兎の事、
灰利「海兎の為なら、なんでもするから……
僕の事、恋愛対象にいれてよ」
好きなんだ
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