俺と僕の気持ち

18/19
前へ
/152ページ
次へ
僕と海兎の家はそんなに遠くなかった 僕は毎日光坩を監視し、海兎に細かく報告した もちろん、学校を辞めてねっ 海兎が光坩に暴力をし始めた時は複雑だったなぁ 『光坩、学校でかなり人気者みたい』 報告すると海兎は 『…そうか』 短く答えた 僕には、海兎が嫉妬してるってすぐに気づいた 同時に、光坩をどれ位愛してるのかも… 僕はむしゃくしゃして、こっそり家に忍び込んだ そして光坩の引き出しから告白の書かれた手紙を取り出し、机の上に置いた 海兎が光坩を嫌うんじゃないかって思ってした事だったけど… 逆効果だった 海兎は感情を露にし、行き過ぎた愛情を光坩にぶつけるようになったんだ 光坩は海兎からの愛情を嬉しく思ってないらしい 愛情をただの苦痛としか感じてないんだ 海兎から愛されるだけでも死んでも良いくらい光栄なのにねぇ .
/152ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加