7つの想い

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俺海兎に世話になってるのに 海兎の事、何も知らない… 賢「どしたー?腹でも痛いの?」 俺が黙り込んだからか、賢さんが心配してくれた いい人だなぁ… 猛「あっ!ケンお前泣かせたな!?」 ケン?泣かせた? 賢「えぇ!?俺じゃねーしっ多分…」 猛「お前海兎にしごかれろ」 ギャイギャイ騒ぎだす二人  眺めてたらいきなり頬に手が添えられた 海兎「ケンって賢の事、ニックネーム」 海兎だった なるほど 賢ってケンとも読むからね 海兎「で?何で泣いてるの?」 泣いてる? 光坩「誰が?…っ?」 すると海兎は俺の頬を舐めてきた 海兎「しょっぱい」 俺が…泣いてるの? 光坩「…っ」 何泣いてるんだろ? 自分の体なのに、なんで涙が止まらないんだろ 海兎「……猛、部屋かして」 猛「あ、あぁ。いつもの場所使っていーぞ」 海兎は俺を軽々抱き上げると、店の二階に上がった 二階には部屋がいくつかあって、一番奥の部屋に入った 入るとすぐにその部屋のベッドに座らされた 海兎「ここ、俺が良く使わせてもらってた部屋なんだ」 海兎も隣に座り、部屋を眺める 海兎「……何か不安なの?」 未だに止まっていない涙を海兎が指で拭う
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