7つの想い

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光坩「俺、海兎が居なくなっちゃうんじゃないかって…」 海兎「どうして?」 光坩「母さんも、俺を捨てる前に色んな所に連れて行ってくれて…」 あの時の事が頭によぎる 色んな所に連れて行ってもらった後は、公園に連れて行かれて 言われた通り待ってても、母さんは戻ってこなくて 俺は不安になって母さんを探し回ったけど…どこにも居なくて 結局、墓地に辿り着いてそこで海兎と会った 光坩「俺海兎に何もしてあげられてないし だから…海兎は俺が嫌いで、捨てようとしてて…」 海兎「光坩」 光坩「嫌いならいっそのこと俺を拒絶してくれれば良いのに…いくらでも殴って良いから…」 変に優しくされたら、捨てられた時に苦しくなるから 言おうとしてハッとした 結局俺は自分の事しか考えてないじゃないか 俺は一度海兎の気持ちも考えないで家をでたくせに なおに裏切られたと思って、海兎にも捨てられたらどうしようって不安になって あの時俺はなおを理由に逃げたんだ 今までそれを記憶の奥にしまいこんで 最悪だ俺… 海兎「光坩、愛してる。だから光坩の事捨てるわけないでしょ」 海兎が俺を胸に抱き寄せる 俺は海兎のシャツを掴んだ 海兎「愛してる」 光坩「俺も好き…だけど」 海兎「恋愛感情じゃない、でしょ」
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