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~なおside~
着いたそこは、バーのような場所だった
賢「多分二階の奥の部屋にまだ居ると思う」
僕は最悪の状況しか考えられなかった
賢達は愛人みたいな関係って言ってた
その時点で体の関係はあるってことで…
僕は走りその部屋を目指す
ガチャッ
扉には鍵がかかっていた
なお「くそっ」
僕は思いっきり体当たりし、扉を壊すことにした
バキッ
扉ごと中に入る事が出来た
「あーぁ、ねずみが入ってきちゃったようだ」
中から青年の声が聞こえた
室内の電気はなく、外からの月明かりを頼りに、その声の主を探す
目が慣れてきて、だんだんはっきり見えてくる
!!?
そこに見えたのは2人の人影だった
なお「光坩?」
光坩は頭の上で手を縛られ
その上に覆い被さるように男が跨がっている
そして微かに聞こえる光坩の呻き声と、機械音
予想通りの最悪な状況
いや、それ以上だった
灰「海兎…」
後ろから灰が呟く
かいと?
海兎「黒羽、何でソイツを見張らないんだ?」
灰「…」
なお「見張り?おい灰、どーいう事?」
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