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光坩「やめっ…」
灰「もうやめてよ海兎!」
いきなり叫んだ灰利に、海兎が動くのを止めた
灰利は海兎の前に回り込んで、向かい合う
灰「海兎が僕を恋愛対象に入れてくれるならって協力してきたけど…
もうムリだよ」
泣いてるのわからないけど、灰利の体はふるえていた
灰「好きな人が傷つくのも、傷つけるのも見てられない」
灰利は海兎の頬を右手でなでる
灰「光坩は海兎だけを好きな訳じゃない。けど僕は海兎だけが好き…だから、僕を選んでよ…僕を愛してよ」
消え入りそうな声で灰利は言った
灰利と海兎の関係は俺には分からない
なおも知らないから、驚いてるんだと思う
けど、灰利はずっと海兎が好きだったって事は分かった
灰「光坩の事は僕が忘れさせてあげる」
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