気ままに生きる傭兵

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『準備は出来ましたか?』 聞きやすく、聞き慣れたオペレーターの声が聞こえてきた 『今回の作戦はダム周辺の警備です。なお、敵と遭遇した場合は増援が来る予定なのでその間の防衛と時間稼ぎをお願いします。』 ここはとあるダムの上… そこには人の形をした巨大な《兵器》が佇んでいた メインカラーは明るい灰色 間接や駆動系の部分は強い青みのかかった銀 特徴的なところは 右肩に大きな箱形の物がついてあり、左足には長方形のシールドが付いてあることくらいだ 「あぁ…了解だ」 男は適当に返事を返す 男の名はルベル・スコルト。 背は一般男性の平均より少しだけ低いが 細身で筋肉は適度に引き締まっている 顔は二十代の顔つきのそれだが、どこかあどけなさが残る。黒目黒髪だが毛先が少し赤く、少々長い髪をツンツンさせた容姿をしている。 赤いパーカーに黒いズボンという比較的軽装な格好をしている ~~~~~~~~~~ この世界では、もはや当たり前のように傭兵がいる。 彼もそんな数多くいる傭兵の一人なのだ。 『報酬についてですが、防衛状況により上乗せ、敵と遭遇し時間稼ぎが成功した場合さらに上乗せ、その後撤退しても構いませんが増援部隊と共闘し活躍次第でさらに上乗せです。』 「そうか。そんじゃあやるとしますか」
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