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?「へい、おまち!」
新見の前には蕎麦と酒、
聖羅の前には、おにぎりと焼き魚がある
もちろん、聖羅は料理と共に机の上にいる‥
聖【ジュル‥】
新「…涎出てるぞ。ほら、食え!」
壬生狼の新見が、子猫を連れて来店したとあって、周りはソワソワしていた
聖【美味しい~♪ね、オカカ入りだよ。見て×②】
新「プッ、頭に米粒付いてるぞ!
ククッ‥どーやったらそこに付くんだ?(笑)」
…えΣ!
ブンブン!
聖羅は頭を降って落とそうとするが、目が回って揺ろけている
新「ククッ…面白い奴」
そう言いながら、優しく米粒を取る新見は、普段とは別人だ
新見自身、久しぶりに穏やかな時間を過ごしている自覚があるようだ
ギュムッ
新「オヤジ、旨かった」
そろそろ時間と、聖羅を抱えて財布を探るが、店主は慌てて手を振った
?「お代は結構です!」
新「……?」
?「新見様の‥そのお連れの方は、私ら商いをしている者で知らぬ者は居りません」
手元のソレを見ると、「何×②?」と胸元をよじ登ろうとしている
新「‥コイツは、そんなに凄いのか!?」
?「私らは、猫神様と呼んでおります」
小さなコレが、神? 神使でも頼りなさそうなコレが!?
聖【エッヘン♪】
新「フッ、小さいわりに大きな呼名で良かったな!…ククッ(黒)」
聖【…Σ(怒)】
馬鹿にされた聖羅は、しばらくふてくされる事になる
聖【チビじゃないもん(怒)】
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