曲者と月

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土「…どー思う?」 その頃、土方の部屋では幹部会が開かれていた もちろん、試衛館からの馴染みのみだ 近「…どうって…トシ、まさか芹沢さんが間者だと言うんじゃないだろうな;」 近藤は腕を組んで困惑している 土「……」 山「しかし、調べる必要はありますね」 副長としては的確な反応だろう。 どちら寄りでもない、山南の声に近藤も表情が緩む 永「…あのオッサンが間者ねぇ‥」 原「ガハハ! 無理×②あの女好きの単細胞には(笑)」 藤「人の事、言えねーだろ?;」 原「なんだと?」 ギャーギャー 三馬鹿の言い合いが始まった 狭い部屋に暑苦しく男どもが密集しているのだ…土方の忍耐にも限界はある 野郎共を黙らせると、土方は本題に入った 土「…何にせよ、尻尾が出りゃあ、こっちのもんだ… 問題は白か黒かじゃねぇ…殺れるか殺れねーかだ」 締め切った部屋は暑いはず…しかし、全員が肌寒さを感じていた 沖「アハハ、あの人は存在自体が黒なんですよ♪… …ちんたらしてたら、俺が先に殺っちゃいますよ?ニコッ」 皆(…;) 斎「ハァ…兎に角、長期戦でしょう。事を急いて、仕損じてはいけない… 今暫く、島田君に任せては如何でしょう?」
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