今日の向こうが崩れる音を聞く
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帰路の途中にある、私の自宅にほど近いこじんまりとした公園に二人で入った。 裕司郎が自販機を見つけて、二人分の飲み物を買い込む。 使い古されたベンチに腰を下ろした私に、なにがいいかと訊くまでもなく冷えた緑茶を差し出しきた。 「さすが」 「とーぜん」 自分もまた腰を落としてそう言う裕司郎は、私の予想通り甘さ控えめでないカフェオレを手にして一口含んでいる。
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