一つになれない、同じ愛なのに

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母を起こさぬように寝室を出て、朝日の滲むリビングまで来ると携帯の通話ボタンを押した。 『ーーー連先輩、俺です』 その声を携帯越しに聞くのは二度目だ。 「…ああ。昨日は悪かったな」 『俺こそ、突然電話して来てもらって、ありがとうございました』
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