これは、いつか幸せになるための約束

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自分から作り上げた絶望は限りなく自分に理想的だから、絶対の闇なんだと私は知ってる。 だからそこから救われた私は幸福だとも。 救い出してくれる誰かが傍にいてくれた、それが私にとっては兄さんだった。 母さんにも必要だ。 理想的な絶望で作った「絶対の自分」から、救い出してくれる誰かが。
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