これは、いつか幸せになるための約束

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「 …お前、ここに来る前の母さんがどこに居たか、知ってるのか?」 見開かれていた兄さんの瞳が、私の話を聞くほどにぐっと伏せられる。 納得しなければいけないのに、したくない、そんなふうに見えた。 「海を越えていくような所だぞ」
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