「さよなら、明伎」

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「…兄さん…」 言いたいことがあり過ぎて逆に言葉が見つからない、そんなふうに心もとなく揺れる瞳が見上げてくる。 できるならその華奢な肩で背負った痛みが、いつかまた会えたとき思い出であってほしい。 そのためにできることがあるなら、 「行ってくる」
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