「さよなら、明伎」
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手を振って見送る明伎たちを、振り返ろうとして、やめた。いつかまた交わる未来を信じるなら、前を向いていればいい。 ただ、俺の背中の向こうに、その未来がお前の目にも見えていればと、願っていた。
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